「募金つきオンラインシアター」で視聴できる作品は、2016年~2019年に開催したUNHCR難民映画祭*で上映した作品から選りすぐったドキュメンタリーです。
映画は「難民(refugee)」がテーマになるため、必然的に海外のドキュメンタリーが多くなります。
それを日本の皆さんにお伝えするために「日本語に翻訳する」ことはとても大切なステップとなります。
「ナディアの誓い」「女を修理する男」以外は、当時日本初公開となった作品で、日本映像翻訳アカデミー株式会社の修了生の皆さんが無償(プロボノ*)で日本語字幕を制作してくださいました。
2008年より続いているこのご支援は、今年で13年目を迎えようとしています。日本映像翻訳アカデミー株式会社の新楽直樹社長が、このご支援誕生の秘話と、昨年11月に永眠された緒方貞子さん(第8代国連難民高等弁務官)への哀悼のメッセージ「追悼 緒方貞子さん ~難民支援と映像翻訳~」を書かれています。
「私が初めて緒方さんの存在を知ったのは、戦禍を逃れ彷徨うクルド人に寄り添う姿をテレビのニュースで観た時だ。日本人女性初の国連難民高等弁務官にして、徹底した現場主義を貫く人。こんな日本人がいるのかと驚いた。(中略) 一人の大学生の発想と行動――それが今日まで11年続く難民映画祭(第14回の2019年より「UNHCR WILL2LIVE映画祭」に名称変更)と私たちがつながるきっかけである。」
https://www.jvta.net/blog/tipping-point/returns10/
「一人の大学生の発想と行動とは?」詳しい内容は下記リンクからご一読ください。
Tipping Point Returns Vol.10 「追悼 緒方貞子さん ~難民支援と映像翻訳~」
https://www.jvta.net/blog/tipping-point/returns10/
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今回は映画公開に関する裏側をお伝えしました。
公開にあたり多くの方にご支援いただいております。
この様々な方の想いの詰まった作品を見ることのできる
「募金つきオンラインシアター」への参加申し込みはこちら
https://will2live.jp/unhcr/2021/otwd2020-01/
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2006年から毎年開催してきたUNHCR難民映画祭は、世界中から集めた難民に関する映画をこれまでに240作品ほど上映してきました。
「募金つきオンラインシアター」で視聴できる作品は、2016年~2019年に開催したUNHCR難民映画祭(*)で上映した作品から選りすぐったドキュメンタリーです。
(*)2019年は「UNHCR WILL2LIVE映画祭」と改称
**プロボノ
https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%8E-188880
社会人が自らの専門知識や技能を生かして参加する社会貢献活動。ラテン語の「Pro bono publico(公益のために)」からきている。プロボノはボランティア活動の一形態だが、社会人が仕事を続けながら、またその仕事を通して培ったスキルやノウハウを提供するということから、参加のハードルが低く、継続しやすいというメリットがある。また、支援する側もプロボノ活動を通して幅広い社会参加の機会を得られ、同時に自身のスキルアップも図れるという点から、世界中で社員にプロボノ参加を促す企業が増えている。