3月27日に山口大学の主催で、映画『日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人』の上映会および「人と移動研究推進体」セミナーが開催されます。
太平洋戦争以前、フィリピンには3万人を擁する豊かな日本人移民社会が存在した。敗戦を境に日本人の父親と生き別れたことから今も無国籍状態に置かれているフィリピン残留日本人2世たちがいる。
中国東北部の日本の植民地・満州国に敗戦を機に置き去りにされた子どもたち。戦後30余年を経て日本に帰国するも、言葉の壁による差別と貧困の果てに日本政府を訴えた中国残留孤児たちがいる。
本作品は、2つの国の残留者たち、そして彼らを救おうとする市民たちの活躍を描きながら、私たちが生きる”日本という国の今”を浮き彫りにしてゆく。国民の保護者である国家には残留者たちに果たすべき使命がある。 日本人の忘れものとは何か?
映画上映後にはフリージャーナリストの西嶋真司氏による講演会等も行われます。この機会にぜひご参加ください。(事前申し込み不要)
上映作品: 日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人
日時:3月27日(日) 12:20~16:35
会場:山口市 KDDI維新ホール
詳しくはこちら(http://gss.yamaguchi-u.ac.jp/news/5185/)
作品情報はこちら http://wasure-mono.com/