「ソニータ」はアフガニスタンを舞台としたドキュメンタリーです。
アフガニスタンの正式名称はアフガニスタン・イスラム共和国(Islamic Republic of Afghanistan)国土は652,225平方㎞(日本の約1.7倍)で人口は
2,916万人です。(2016年~17年アフガニスタン中央統計局 Afghanistan Statistical Yearbook)※外務省HPより
アフガニスタンでは、1979年のソ連侵攻以来紛争が絶えず、戦闘やテロで子どもを含む民間人が多く死傷してきました。
シリアに次いで世界で2番目に多い約270万人の難民を出しており、世界で最も長く続く難民危機の一つです。戦闘に加え、干ばつによる食料不足も深刻で、2019年は新たに約42万人※が国内避難民となっています。
UNHCRは難民の帰還事業に長く尽力し、現在も緊急支援から自立生計支援に至るまで、様々な支援にあたっています。※OCHAより(2019年12月現在)
※以下国連UNHCR協会 記事抜粋
アフガニスタンでは、まともで手頃な価格の住居不足は、避難民や帰還した難民が直面する最も大きな課題の一つです。新たなプロジェクトが、いくつかの解決策を提供しています
2020年7月3日 ― モハンマド・ダウドと彼の家族は、故郷の紛争と情勢不安から逃れ、8年以上前にアフガニスタン南部のカンダハール州に来ました。しかし最近まで、彼らは未だにきちんとした屋根のある住居に住んでいませんでした。
モハンマドの経験は、44万人以上が2019年の紛争だけで国内避難民となった上、自然災害で数十万人が家を追われたアフガニスタンでは、誰もが経験することです。
親戚の家に身を寄せられる人もいますが、多くの人は今にも倒れそうなシェルターやテントなどの非正規の住居、もしくは狭苦しくて家賃が高い上に、トイレや水の設備がない賃貸の住居に住むしかありません。アフガニスタンの焼けるように暑い夏と凍えるような冬の季節には、特に困難な状態に陥ります。国内で避難しているアフガン人は、最も優先的に必要なものとして食糧の次にシェルターを挙げています。
過去20年に渡ってアフガニスタンに帰還した難民約600万人近くも同じ状況にいます。サルダール・ビビと彼女の家族は、3年前にアフガニスタンに戻る前は、近隣のパキスタンに難民として数十年間住んでいました。
UNHCRから自身の家を建てるために現金を支給されてから、両家族の生活は少し楽になりました。まず600人の脆弱な避難民と帰還者を対象として去年始まったシェルターのための現金支給プロジェクトでは、一家に3,300ドルを支給し、お風呂と2部屋付きのシェルターを建築するために技術支援を行いました。現金は、建設が進むに従って3回に分けて渡されました。
両家族ともに、地元の建設作業員を雇用するために資金の一部を使いました。家族メンバーの助けもあり、彼らの家は3週間で建てられました。モハンマドの息子達は建築技術を習得し、追加の部屋、台所、外壁を造りました。
両家族が新しい家で落ち着き始めて間もなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が新たな困難をもたらしました。日雇い労働者(3ドル/日の賃金)として家族を養うモハンマドの2人の息子は、都市封鎖のため6週間働けておらず、これを切り抜けるために一家は借金をするしかありませんでした。新型コロナウイルス感染症の影響で、主食となる食料品も値上がりしました。
アフガニスタンにおける新型コロナウイルス感染症の拡大によって、十分な広さのあるシェルターや水道、トイレなどの必要性が高まりました。シェルターのための現金支給プロジェクトではそれらのニーズに応える一方で、都市封鎖によって経済的に困窮している家族を支援します。
新型コロナウイルス感染症は、アフガニスタンが40年にわたって直面している戦争や避難、政治不安や自然災害などの中の最も新しい苦難に過ぎません。アフガニスタンにおける避難の危機が50年目に突入するにあたり、UNHCRはアフガニスタン国内や、合わせて230万人以上のアフガン難民を受け入れているイランとパキスタン両国において、対象を絞った投資を呼びかけています。何も対策をしなければ、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによってさらなる人口移動や苦難、情勢不安や深まる社会経済危機が続いていくとUNHCRは警告しています。
UNHCRは7月6日(月)にオンライン上で開催された高官レベルの会議で、シェルター、教育、医療、生計(自立支援)、そして難民の帰還と再統合などを含むアフガニスタン、イラン、そしてパキスタンにおける重大な人道開発プロジェクトへの支援を求めています。
記事全文
廃墟の中で暮らすアフガン人が避難所の建設の助けを受ける
https://www.japanforunhcr.org/archives/20711
UNHCR、アフガニスタンの難民状況解決のため国際的な後押しを要請
https://www.japanforunhcr.org/archives/2479/
長期化するアフガン難民問題、イランで自立に向けた起業進む
https://www.unhcr.org/jp/20918-ws-180924.html
【開催期間】2020年11月01日(日)~12月24日(木)
【料金】6作品が期間中見放題(11/1~12/24)期間延長しました。
2,000 円(視聴料2,000 円)
3,000 円(視聴料2,000 円、難民のための匿名募金1,000 円)
5,000 円(視聴料2,000 円、難民のための匿名募金3,000 円)
※お申し込みいただける方は日本在住の方に限ります。
※上記料金はユナイテッドピープル株式会社が受領します。匿名募金分は後日国連UNHCR協会へ振り込まれ、国内での難民問題の啓発活動に役立てられます。
※料金に対する領収証は、Peatixの個人管理画面よりダウンロード可能です。
https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001821741
※匿名募金に対する国連UNHCR協会からの領収証発行はございません。国連UNHCR協会は匿名募金に対する個人情報は保持いたしませんので、ご参加いただいた方へ個別の領収証発行となりませんことをご了承ください。
【参加申し込み受付期間】
2020年11月01日(日)8:00~12月23日(水)23:55
【参加方法】
1.お申込みページのPeatixで情報を入力し、クレジットカードで料金の決済をしてください。(以下にあるPeatixのリンクバナーをクリックすると、お申込みページに遷移します)
2.お申込み翌営業日にユナイテッドピープルよりメールでログイン情報、パスワードをお送りします。通常金曜日にお申込みの場合、翌週の月曜日にログイン情報を送信します。ただし祝日がある場合、 11/20(金)のお申込みは11/24(火)にログイン情報をお送りいたします。
【補足事項】
・お申込みリンクが送られてから、期間中6作品見放題です。すべての作品をご覧いただくために、お申し込みはお早めにお願いします。
・視聴リンクのお送りは、お申込みいただいた翌営業日となります。
・これらの映画で表現される内容は、UNHCR WILL2LIVE Cinema開催に関わる企業、団体、その他のいかなる個人・団体の意見を代表または反映しているものではありません。
【主催】
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会、ユナイテッドピープル株式会社
【協力】
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、Peatix Japan株式会社
【パートナー】
独立行政法人 国際協力機構