CINEMA作品紹介

FLEE フリー

アフガニスタンに生まれた少年アミンは「難民」として過酷な旅を余儀なくされる。「FLEE」とは、危険や災害、追跡者などから(安全な場所へ)逃げるという意味。30代半ばとなったアミンが半生を語る。登場人物の安全を守るためにアニメーションで制作された。タリバンとアフガニスタンの現実や、祖国から逃れて祖国から逃れて生きるために奮闘する人々、ゲイの青年が自分の未来を救うために過去のトラウマと向き合う物語を描く

本作が伝えるアミンの物語は非常に個人的なものでありながらも、紛争、難民、人種差別、LGBTQ+など現代社会を覆う数々のテーマが内包されており、彼の声は、今を生きる我々の心に深く語り掛けてくる。自身も迫害から逃れるためにロシアを離れたユダヤ系移民の家系であるヨナス・ポヘール・ラスムセン監督は、インタビューでこう語っている。「この物語は、過去やセクシュアリティも含め、 自分が誰なのか。 それを知ることのできる場所を見つける、一人の人間の物語なのです」

アカデミー賞2022 3部門ノミネート(国際長編映画、長編ドキュメンタリー、長編アニメーション)

サンダンス映画祭2021 ワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門グランプリ受賞

アヌシー国際アニメーション映画祭2021 最高賞/オリジナル音楽賞/ガン財団配給賞

原題:FLEE

監督:Jonas Poher Rasmussen

ジャンル:ドキュメンタリードラマ(アニメ)

制作年:2021

言語:デンマーク語、英語、ダリー語、ロシア語、スウェーデン語

国:デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フランス合作

字幕:日本語、英語

上映時間:89分

FLEE公式サイト


第17回難民映画祭 オンライン開催

【視聴期間】 

2022年12月01日(木)~12月14日(水)

【料金】日本初公開2作品を含む6作品を、視聴期間中は何度でもご覧いただけます。    

2,000 円(視聴料2,000 円)
3,000 円(視聴料2,000 円、難民のための匿名募金1,000 円)
5,000 円(視聴料2,000 円、難民のための匿名募金3,000 円)


< 主催 >
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
< 協力 >
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
< パートナー >
独立行政法人 国際協力機構(JICA)