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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と難民支援 ~募金つきオンラインシアター~

「募金つきオンラインシアター UNHCR WILL2LIVE Cinema 2020」で視聴可能な映画6作品の中に、難民キャンプや庇護希望者の収容施設の様子が映し出されるドキュメンタリー映画が2本あります。

難民キャンプで暮らしてみたら

難民キャンプで暮らしてみたら』は、2人のアメリカ人青年が、シリア難民が暮らすヨルダンのザータリ難民キャンプ内のテントで1カ月生活した体験を記録し、2015年に発表した作品。

midnight_traveler_著作権表記_©Hassan Fazili-min

ミッドナイト・トラベラー』は、ハッサン・ファジリ監督が、自分のスマホで、アフガニスタンを逃れて国から国へと移動を余儀なくされた自分と家族の姿を記録し、2019年に発表した作品であり、収容施設に滞在する情景も映し出されます。

 新型コロナウイルス感染症が世界各地で猛威を振るう今、難民キャンプや庇護希望者の収容施設にもパンデミックが迫っています。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、ジカ熱などで得た感染症対策の教訓は、感染が広がる前の準備と予防こそが最も重要であるということ。特にワクチンがまだ存在しない新型コロナウイルスの場合、予防を徹底し、難民だけでなく彼らを受け入れているコミュニティも守らなければなりません。
具体的には、清潔な水の確保、石けんや水汲み容器等の衛生用品の供給、廃棄物処理の徹底化、社会経済的弱者のための現金給付、保健スタッフの訓練などを最優先で進めています。さらにUNHCRは、受け入れ国の感染症対策の中で、庇護希望者や難民も考慮するように各国に働きかけています。

日本にも庇護を求めて難民申請をしても認められていない方々の居場所、収容の問題など多くの課題があります。人が人を差別しても、感染症は人を区別しません。同じ社会に生きる誰かの感染はすべての人に影響します。

映画に映し出される難民キャンプや庇護希望者の収容施設の様子を見て、同じ地球に生きる人として、今の自分に何ができるかを一緒に考えてみませんか?

「募金つきオンラインシアター」への参加申し込み
募金つきオンラインシアター UNHCR WILL2LIVE Cinema 2020

UNHCRの新型コロナウイルス感染に対する緊急支援
https://www.japanforunhcr.org/lp/covid19

< 主催 >
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
< 協力 >
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
< パートナー >
独立行政法人 国際協力機構(JICA)